書籍を裁断してスキャンし、デジタルデータに変換する行為、通称「自炊」をよく行っています。ただし面倒であまり楽しい作業ではないため、ハマってる、とは言えません。
面倒なのに自炊を行っているのは、本棚からあふれそうな本をスッキリしたかったからです。
いったいどんな作業がなのか、ちょっと書いてみましょう。

まず、本のバラし作業。大型の裁断機なら不要な作業ですが、ウチはペーパーカッターで裁断するので10枚単位に手でバラす必要があります。この作業は一冊あたり5〜10分くらい。

バラしたら裁断作業。ペーパーカッターで書籍ののり付け部分を裁断。この時のりが残ってる場合があるのでパラパラめくってチェック。この作業は一冊あたり大体15〜20分くらい。

裁断したらスキャン作業。ウチのドキュメントスキャナはScanSnap S1300というエントリーモデルなのでやや低速ですが、スキャンそのものよりPCに取り込む際の変換処理のほうが時間がかかる感じです。一冊あたり大体20〜30分くらいでしょうか。なお、ウチのMacBook Airだとスキャンがやたら遅いのでWindowsノートにやらせています。生成したPDFファイルはNASに保存。

スキャンが終わったら、生成したPDFファイルの目視チェックです。向きがおかしいページがないかざっとMacBook Airのプレビューアプリで見ます。大体一冊あたり2〜3箇所は見つかるので修正して保存。

以上。コミック本だと一冊あたり40分くらい、厚めの文庫版コミック本だと60分くらいでしょうか。今はまだコミック系しか自炊してません。

実際、自炊ってかなり疲れる作業です。400ページオーバーの本になるとくじけそうになります。スキャン作業で紙詰まりならともかくページ飛ばしが発生すると泣きたくなります。でもやらなきゃスペースが空かないから頑張る。

問題点としては、自炊をバリバリやってると「何でこんな手間と時間のかかることをやってるんだろう俺……」という気分になることがあります。このへんはメリット・デメリットのバランスが微妙ですね。

まぁ誰かの参考になれば幸いです。